解熱鎮痛を目的に処方される薬にイブプロフェンがあります。

先発品だとブルフェン、ジェネリック医薬品だとイブプロフェン+メーカー名で処方されます。

イブプロフェンについて薬局で患者さんから聞かれる質問を中心にまとめてみました。

イブプロフェン製剤の一覧

イブプロフェン製剤は錠剤と顆粒が存在します。

ブルフェン錠100mg・200mg・顆粒20%(先発品)
イブプロフェン錠100mg・200mg「タイヨー」(ジェネリック医薬品)
イブプロフェン錠100mg・200mg・顆粒20%「タツミ」(ジェネリック医薬品)
イブプロフェン顆粒20%「ツルハラ」(ジェネリック医薬品)

先発品はブルフェンで販売メーカーは科研製薬となっています。

薬価の安いジェネリック医薬品は先発品と比べて添加物に違いはありますが、効能・効果や有効成分は全く同じとなっています。

効能・効果

イブプロフェンの効能・効果は下記の通りです。

①下記疾患並びに症状の消炎・鎮痛
関節リウマチ、関節痛及び関節炎、神経痛及び神経炎、背腰痛、頸腕症候群、子宮付属器炎、 月経困難症、紅斑(結節性紅斑、多形滲出性紅斑、遠心性環状紅斑)

②手術並びに外傷後の消炎・鎮痛

③下記疾患の解熱・鎮痛
急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)

 

大人と子供の用法・用量(飲み方)

大人、子供の用法・用量は下記の通りです。

効能・効果①、②の場合
イブプロフェンとして、通常、成人は1日量600mgを3回に分けて経口投与する。

小児は、
5~7歳1日量200~300mg
8~10歳1日量300~400mg
11~15歳1日量400~600mg

を3回に分けて経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
また、空腹時の投与は避けさせることが望ましい。

効能・効果③の場合
通常、成人にはイブプロフェンとして、1回量200mgを頓用する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。だたし、原則として1日2回までとし、1日最大600mgを限度とする。また、空腹時の投与は避けさせることが望ましい。

 

1日最大何錠まで?

大人の場合は1日最大量が600mgとなっています。100mgの場合は6錠、200mgの場合は3錠が最大となります。

効果のでる時間・服用間隔

薬を服用して血中濃度が最大になる時間をTmax(ティーマックス)というのですが、イブプロフェンのTmaxは約2.1時間となっています。

また薬の血中濃度が半分に分解されるまでの時間を半減期(はんげんき)というのですが、イブプロフェンの半減期は1.8時間となっています。

つまりイブプロフェンは服用して約2時間で吸収量が最大となり、その後1.8時間おきに薬の濃度が半分に代謝されていきます。

服用後1時間ほどでじわじわと効き始め、2時間後にピークとなり約6時間くらいで効果を感じにくくなりますので、服用間隔は4〜6時間が目安となります。

お酒(アルコール)との飲み合わせ

イブプロフェンを服用中の患者さんから

「飲み会があるけどお酒を飲んでいいですか?」

と聞かれることがあります。

イブプロフェン自体はお酒との飲み合わせは問題ありませんが、アルコールによって血流が良くなり痛みが悪化したり、鼻水を抑える薬や咳止めなどと併用することで眠気やふらつきが強く現れることがあります。

お酒を飲んでも問題はありませんが、痛みや熱がある時は最小限に控えたほうがよいでしょう。

眠気の副作用はある?

ブルフェンを販売する製薬メーカーの実験では眠気の副作用は0.02%の確率で報告されており、イブプロフェンで眠気が起こる可能性は極めて低いです。

市販薬

イブプロフェンが入った代表的な市販薬はお馴染みのイブイブAイブクイックなどのイブシリーズです。

またバファリンルナバファリンプレミアムリングルアイビーにもイブプロフェンが含有されています。