熱が高い時や頭痛、歯の痛みがある時に処方される解熱鎮痛剤がカロナール錠200mgです。

カロナール錠には200mg以外に300mg500mgタイプが存在しますが最も使われるのがカロナール錠200mgです。

カロナール錠200mgについて、大人、子供、妊婦・授乳中の方について1日何錠まで服用可能かまとめてみました。

成人の痛み(歯痛・頭痛)は1日何錠?

カロナール錠の鎮痛目的での用法・用量は下記の通りです。

通常,成人にはアセトアミノフェンとして,1回300~1000mgを経口投与し,投与間隔は4~6時間以上とする。なお,年齢,症状により適宜増減するが,1日総量として4000mgを限度とする。また,空腹時の投与は避けさせることが望ましい。

カロナール錠200mgはアセトアミノフェンが200mg入っていますので、カロナール錠200mgに換算すると1.5〜5錠が1回量となります。

1日最大量は4000mgですのでカロナール錠200mgだと20錠となります。

成人の鎮痛目的
 アセトアミノフェンカロナール錠200mg
1回量300~1000mg1.5〜5錠
1日最大量4000mg20錠
間隔4〜6時間以上

痛みを抑える目的の場合、上限は高く設定されていますが、カロナール錠200mgは1回2錠で処方されることが多いです。

成人の解熱は1日何錠?

カロナール錠200mgの熱を下げる目的での用法・用量です。

通常,成人にはアセトアミノフェンとして,1回300~500mgを頓用する。なお,年齢,症状により適宜増減する。ただし,原則として1日2回までとし,1日最大1500mgを限度とする。また,空腹時の投与は避けさせることが望ましい。

カロナール錠200mgにはアセトアミノフェンが200mg入っていますので、1回1.5〜2.5錠を服用します。1日の最大は7.5錠となります。

熱を下げる目的の場合は1日2回までが原則となっています。

成人の解熱目的
 アセトアミノフェンカロナール錠200mg
1回量300~500mg1.5〜2.5錠
1日最大量1500mg7.5錠
1日回数1日2回を原則

 

妊娠・授乳中は1日何錠?

カロナール錠ついて妊婦さんには「治療上の有益性が危険性を上回る場合にOK」となっています。

妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので,妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には,治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合にのみ投与すること。

解熱鎮痛剤の中では妊婦さんにはカロナールなどのアセトアミノフェン製剤が使用されます。

妊娠中や授乳中だからといって特に減量は必要なく、通常の成人量として処方されるケースが多いです。

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子供の解熱・鎮痛は1日何錠?

子供の解熱・鎮痛目的の用法・用量は下記の通りです。

通常,幼児及び小児にはアセトアミノフェンとして,体重1kgあたり1回10~15mgを経口投与し,投与間隔は4~6時間以上とする。なお,年齢,症状により適宜増減するが,1日総量として60mg/kgを限度とする。ただし,成人の用量を超えない。また,空腹時の投与は避けさせることが望ましい。

小児の解熱・鎮痛目的
 アセトアミノフェンカロナール錠200mg
1回量体重1kgあたり
10〜15mg
体重1kgあたり
0.05〜0.15錠
1日最大量体重1kgあたり
60mg
体重1kgあたり
0.3錠
間隔4〜6時間以上