変形性関節症に処方されるシップ薬がロコアテープ(一般名:エスフルルビプロフェン+ハッカ油)です。

ロコアテープは粘着力もあるため、剥がす時に「痛い」と訴えられたり、赤くなったりする方がいらっしゃいます。

ロコアテープについて正しい貼り方・剥がし方を説明したいと思います。

貼り方(使い方)

  1. まず患部の汗を拭きます。
    お風呂上がりの場合は、患部の水分をよく拭き取ってください。
  2. 中央のフィルムのみはがします。
  3. はがした部分を患部に貼ります。
  4. フィルムの片方を中央から剥がしながら手で押さえて貼ります。
  5. もう片方も同じように貼ります。

1日最大2枚まで

ロコアテープは強力な鎮痛薬のため1日2枚までしか使用ができません。
1日1回で24時間効果が持続します。

剥がし方

ロコアテープは粘着力が強いため

「はがすと痛い」
「はがすと赤くなった・・・」

といった声を聞くことがあります。

ロコアテープを剥がす際に真上に持ち上げるように剥がすと、かゆみやかぶれの原因となってしまいます。

必ず周りの皮膚を手で押さえて皮膚にそってゆっくりはがすようにしましょう。

また剥がした後はすぐに貼り替えず、すこし時間を置いて皮膚を休めてあげましょう。

水で濡らすと剥がれやすくなる

剥がしにくい場合は水やぬるま湯をかけたり、濡れタオルで押さえると剥がしやすくなります。

市販の痛み止めとの併用(バファリン・イブ)

ロコアテープは吸収がよく飲み薬と同じくらい全身性の効果があるとされています。

そのため、内服の解熱鎮痛剤は極力併用は避けなければいけません。

特に市販の鎮痛剤であるバファリンやイブなどを服用の際は必ず主治医にお伝えするようにしましょう。