ステロイドの塗り薬で皮膚が萎縮したり赤くなるなど副作用が気になる方も多いかと思います。

ステロイドを使用したくない場合に使われるのがステロイドの入っていない非ステロイド外用剤です。

非ステロイド外用剤の中でも比較的よく使われるのがスタデルム軟膏・クリーム(成分名:イブプロフェンピコノール)です。

赤ちゃんの顔やオムツかぶれにも処方されるくらいマイルドな薬なのです。

薬局で患者さんから聞かれる質問を中心にスタデルムについてまとめてみました。

効能・効果

スタデルムは軟膏とクリームによって効能・効果に違いがあります。

規格 効能・効果
軟膏 急性湿疹、接触皮膚炎、アトピー皮膚炎、慢性湿疹、酒様皮膚炎、口囲皮膚炎、帯状疱疹
クリーム

急性湿疹、接触皮膚炎、アトピー皮膚炎、慢性湿疹、酒様皮膚炎、口囲皮膚炎、帯状疱疹、尋常性痤瘡

クリームのみ尋常性痤瘡(読み方:じんじょうせいざそう)に適応があります。
尋常性痤瘡とはニキビのことです。

陰部のヘルペス・カンジダに使用できる?

スタデルムにはヘルペスウイルスカンジダ水虫の原因となる真菌を抑える作用はありません。
しかしヘルペスウイルスによる痛みや炎症(帯状疱疹)を抑える目的で処方されることはありますが、菌やウイルスを抑える作用はありません。

ニキビの使用

ニキビはアクネ菌などの細菌が原因でおきるのですが、スタデルムには細菌を抑える作用はありません。
しかし炎症を抑える目的でスタデルムクリームが処方されることがあります。

スタデルムクリームのみ尋常性痤瘡(じんじょうせいざそう)、いわゆる「ニキビ」に効能・効果があります。

妊婦・授乳中の使用

スタデルムは妊娠中の方や授乳中の方に対して「使用を避けるように」といった記載はないことから処方されることがあります。

下記のような注意書きもありますので、妊娠中は特にベタベタ使用するのは避けた方がよいでしょう。

非ステロイド性消炎鎮痛剤の外皮用剤を妊娠後期の女性に使用し、胎児動脈管収縮が起きたとの報告がある。

 

副作用

スタデルムでの副作用は、軟膏、クリーム全体で発疹(0.87%)刺激感(0.68%)瘙痒(0.35%)となっています。

副作用は非常に少ない薬です。