ニキビ治療薬であるベピオゲル(成分名:過酸化ベンゾイル)とディフェリンゲル(成分名:アダパレン)が混合された塗り薬がエピデュオゲルです。

エピデュオゲルがどのようにニキビに効くのか?作用機序(メカニズム)や効能・効果、使い方についてまとめてみたいと思います。

効能・効果

エピデュオゲルの効能・効果は「尋常性ざ瘡(ニキビ)」のみとなっています。

背中や胸などの顔以外の有効性や安全性は確立されておらず、顔のニキビのみに使用が可能です。

用法・用量(使い方)

エピデュオゲルの使用方法ですが

1日1回洗顔後に塗布する

となっています。

紫外線にあたると副作用が出やすくなるため、夕方~就寝前に使用し、3ヵ月経って効果が認められない場合は使用を中止することとなっています。

現役薬剤師Yu現役薬剤師Yu

僕が薬局でも置いているのが富士フイルムから販売されている「ニキビケア用化粧品」です。

富士フイルムは元々フイルムメーカーでしたが、最近では独自の技術で医薬品や化粧品の開発にも力を入れています。

技術力の高い会社ですので、薬剤師目線でオススメできる商品です。

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エピデュオゲルの有効成分

エピデュオゲルに含まれる有効成分は下記のとおりです。

有効成分 単体での塗り薬
過酸化ベンゾイル ベピオゲル
アダパレン ディフェリンゲル

 

過酸化ベンゾイルの作用機序(ニキビに効果のある理由)

ニキビの原因はアクネ菌ブドウ球菌と呼ばれる細菌です。

これらの細菌は嫌気性菌といって酸素を嫌うんですね。

過酸化ベンゾイルは酸化剤といって、酸素を与える働きがあり、酸素が嫌いなアクネ菌やブドウ球菌を育ちにくくするのです。

また角層剥離作用といって皮膚を剥がすピーリング作用もあるため、化膿しているニキビだけでなく、白ニキビにも効果を示します。

アダパレンの作用機序

アダパレンはレチノイド様作用といって、皮膚にある角化細胞が分化されるのを抑えることで、ニキビで厚くなった角質を薄くし、炎症のあるニキビ、炎症のないニキビにも効果を示します。

かなり専門的にいうと、アダパレンはレチノイン酸受容体1(RARγ)に結合して、遺伝子転写促進化を誘導し、表皮角化細胞の分化を抑制します。

抗炎症作用と抗菌作用を兼ね備えたエピデュオゲル

このように、抗菌作用のある過酸化ベンゾイルと、抗炎症作用のあるアダパレンを混合した塗り薬がエピデュオゲルです。

ニキビの範囲が広い方に適している

エピデュオゲルはニキビの範囲が広い場合に適した薬剤です。

またベピオゲルだけ、ディフェリンゲルだけで効果がなかった方や、両方併用している方にも適した薬剤といえるでしょう。

主な副作用は皮膚の刺激(ヒリヒリ感)

エピデュオゲルの主な副作用は皮膚刺激(8.0%)、皮膚疼痛(0.9%)、アレルギー性皮膚炎(0.6%)となっており、高い確率でヒリヒリ感や熱い感じがする皮膚刺激を感じます。

皮膚刺激はエピデュオゲルの配合成分のアダパレンが原因です。

妊婦さんには使用できない

エピデュオゲルは妊娠中や妊娠の可能性がある方には使用ができない(使用禁忌)となっています。