下痢などお腹の調子がよくない時に処方されるのがミヤBM細粒です。

錠剤タイプのミヤBM錠も存在しますが、子供には「細粒タイプ」が処方される傾向にあります。

ミヤBMの作用機序や効能・効果はこちらにまとめています。

ミヤBM錠の効果・ビオフェルミンとの違い

ミヤBM細粒について、薬局で患者さんから聞かれる質問を中心にまとめました。

ミヤBM細粒に関する疑問を少しでも解消できると幸いです。

ミヤBM細粒は無味無香料で味がありません。
苦味はありませんが、甘みがなく決して美味しい薬ではありません。

飲ませ方

赤ちゃんに飲ませる場合について「飲ませ方」を解説します。

一般的には薬はミルクなど主食に混ぜると、主食が嫌いになるため、薬を主食に混ぜるのは避けた方がいいとされています。

一方で、ミヤBM細粒は薬自体に味がないためミルクに混ぜてもミルク嫌いになる恐れはないと考えられます。

ミヤBM細粒の赤ちゃんへの飲ませ方は下記の方法があります。

  • ミルクに混ぜて飲ませる
  • 少量の水を数滴垂らしてペースト状にし上あごか内頬に塗った後、飲み物を飲ませる
  • ミルク以外のものに混ぜる(離乳食、りんごジュース、スポーツ飲料、ゼリーなど)

ミヤBM細粒は混ぜて相性の悪い飲料や食べ物はありません。

小児用量

ミヤBM細粒は成人の用量のみが添付文書に定められおり、

「1.5g〜3gを1日3回に分けて服用」となっています。

実は子供の場合の用量は明確に決められておらず医師のさじ加減に任されています。

そのため大人と同じ量が小さいお子さんにも処方されるケースも実際にはあります。

薬を吐いた場合

薬を吐いてしまった場合、服用後30分以内に吐いた場合はもう一度服用させて問題ないかと思います。
30分経った後は腸にまで達していますので、再度飲ませなくても問題ありません。

飲み忘れた場合・食事を摂れない場合

基本的にはミヤBM細粒を飲み忘れた場合は、気づいた時に服用することとされています。
また食欲がない場合は空腹時に服用しても問題ない薬です。

妊娠・授乳中の服用

ミヤBM細粒は成人にも処方されることがあります。

妊娠中や授乳中でも安全に服用することができます。