口内炎や舌炎などに処方される薬がアズノールST錠口腔用5mgです。

アズノールST錠口腔用について使用方法や薬局で患者さんから聞かれる質問についてまとめました。

効能・効果

アズノールST錠口腔用の効能・効果です。

咽頭炎、扁桃炎、口内炎、急性歯肉炎、舌炎、口腔創傷

有効成分

アズノールST錠は1錠中にアズレンスルホン酸ナトリウム水和物が5mg含有されています。

作用機序(メカニズム)

アズノールST錠の有効成分であるアズレンスルホン酸ナトリウムには下記の2つの作用があります。

  • 炎症を抑える作用
  • 傷を修復する作用

アズレンスルホン酸ナトリウムは炎症の原因となるヒスタミンの遊離を抑える作用があります。

使用方法(使い方)

アズノールST錠は上口唇と歯茎の間に1回1錠いれます。
ゆっくりと口の中で薬が溶け出し、炎症を鎮めていきます。

患部に直接つける薬ではありませんので注意してください。

通常は1日4回使用することとなっています。

口の中が青くなる?

アズノールST錠を使用すると口の中が青くなりますが、自然に消えていきますので安心してください。

間違って飲み込んでしまった場合

アズノールST錠は間違って飲み込んでも害はない薬とされています。

妊娠中・授乳中の使用

アズノールST錠口腔用は妊娠・授乳中の注意書きが添付文書になく、妊婦さんや授乳中の方に処方されるケースがあります。

飲み物や食べ物は摂っていい?

アズノールST錠を口の中に入れている時に、お茶や水などの飲み物は飲んでも差し支えないとされています。
口の中にアズノールST錠が残っている間は食事は避けるようにしましょう。