「粉薬やシロップなど子供がなかなか飲んでくれない」という相談を薬局でよく受けることがあります。
薬の苦味を抑えるために、チョコレートやアイスクリーム、練乳に混ぜるなどあらゆる工夫をしても飲んでくれず途方に暮れるお母さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は薬を飲まないお子さんに薬を飲ませるための方法をいくつか紹介したいと思います。
粉薬の飲ませ方についてはこちらに記載しています。
飲まない子供へ「褒める」
お薬を少しでも飲んだ場合、おもいっきり褒めてあげましょう。
褒めてあげることで、薬を飲めばお母さんやお父さんから褒めてもらえるというプラスのイメージが植え付けられます。
お母さん・お父さんが自ら飲む
どうしても飲んでくれない場合は、お母さん、お父さん自らが薬を飲むふりをして「美味しい！」という演技をするのも一つの方法です。
お母さんやお父さんが美味しそうに嬉しそうに飲んでいると自分も欲しいというプラスの感情が芽生えてくることもあります。
ぬいぐるみや人形に飲ませてあげる
もし、お気に入りのぬいぐるみや人形があるようでしたら、ぬいぐるみや人形に飲ませる演技をするのも一つの方法です。
その際、ぬいぐるみに「美味しいね。よく飲めたね。えらいね。」と優しく声をかけてください。
絶対してはいけないこと
ぐずぐずして服用しないからといって「怒る」ことは絶対に避けてください。
怒ることで薬に対するマイナスのイメージがさらに強くなり、ますます薬を飲んでくれなくなってしまいます。
少量でも口の中に入れば大丈夫くらいのスタンスで、無理矢理飲ませるのではなく、お子さんのペースで薬と付き合っていくことをオススメします。
