2型糖尿病治療に処方される薬がベイスン(成分名:ボグリボース)です。

ボグリボースの作用機序や特徴はこちらにまとめています。

・ベイスン(ボグリボース)飲み忘れ時の対応
http://yaku314.com/contents/tounyou/6008/

ベイスン(ボグリボース)を服用して、副作用で特に注意しなければいけないのが「低血糖症状」です。

ベイスン(ボグリボース)単独では低血糖が起こる可能性は低いですが、他の糖尿病治療薬を併用する場合は注意しなければいけません。

低血糖になると、どのような症状が出るのでしょうか?

低血糖時の対処方法についてまとめてみました。

ベイスン(ボグリボース)で低血糖になる理由

ベイスン(ボグリボース)はでんぷんや砂糖などの糖質を分解する消化酵素(αグルコシダーゼ)の働きを阻害することで、糖質の分解を抑え、小腸でのブドウ糖吸収を遅らせたり緩やかにする働きがあります。

通常通りに食事を摂った際には、血糖値が下がりすぎることは少ないのですが、食事の量が少なかったり、激しい運動後や風邪など多くのカロリーを消費する時に、ベイスン(ボグリボース)や他の糖尿病治療薬を服用すると、低血糖になる可能性が高くなります。

ベイスン(ボグリボース)による低血糖の症状・特徴

低血糖になると具体的にどのような症状が出てくるのでしょうか?

血糖値によって、現れる症状についてまとめてみたいと思います。

血糖値70mg/dl以下の低血糖症状

・空腹感
・あくび
・悪心

血糖値50mg/dl以下の低血糖症状

・倦怠感
・無気力

血糖値40mg/dl以下の低血糖症状

・冷汗
・悪寒
・手足の震え
・動悸
・顔面蒼白

血糖値30mg/dl以下の低血糖症状

・意識消失
・異常行動

血糖値20mg/dl以下の低血糖症状

・痙攣
・昏睡

低血糖時の対処方法・砂糖をとってはいけない理由

ベイスン(ボグリボース)を服用中に低血糖症状が現れた場合、必ず「ブドウ糖」を摂取するようにしましょう。

ベイスン(ボグリボース)は糖質の分解を抑えるため、砂糖などのショ糖を取っても血糖値が上がりません。

低血糖時に摂取するブドウ糖の目安は10〜15gです。

御守りとして薬局で事前にブドウ糖をもらっておくことをオススメします。

以前までは無料で貰えたのですが、製薬メーカーの支給が厳しくなったことから有料で購入しなければいけないケースが多くなります。

手元にブドウ糖がない場合に低血糖が起こった際は、ファンタコカコーラなどの清涼飲料水を1缶(350ml)飲みましょう。