ビタミンB2不足による口角炎や舌炎、そして高コレステロール血症に処方されるのがハイボン錠です。

ハイボン錠について作用機序や特徴、薬局で患者さんから聞かれる質問を中心にまとめました。

作用機序(メカニズム)

ハイボンの有効成分であるリボフラビン酪酸エステルは服用後、リボフラビンとなります。

リボフラビンは小腸や肝臓でリン酸リボフラビン(FMN)やフラビンアデニンジヌクレオチド(FAD)になることで生理活性を発揮します。

主に脂質や糖質、たんぱく質の代謝酵素を助ける補酵素として関与しています。

そのため体内のビタミンB2が欠乏すると脂質などの代謝がうまくできず口角炎、舌炎、皮膚障害、高コレステロール血症となってしまいます。

効能・効果

ハイボン錠には20mgと40mgの規格が存在しますが効能・効果が異なります。

ハイボン錠20mgの効能・効果は下記のとおりです。
下記の疾患のみが保険で処方できる対象となります。

・高コレステロール血症
・ビタミン B2 欠乏症の予防及び治療。
・下記疾患のうち,ビタミン B2 の欠乏又は代謝障害が関与すると 推定される場合。
口角炎,口唇炎,舌炎,脂漏性湿疹,結膜炎,びまん性表層角膜炎
・ビタミン B2 の需要が増大し,食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患,妊産婦,授乳婦,はげしい肉体労働時等)

ハイボン錠40mgは「高コレステロール血症 」のみの効能・効果になっています。

尿(おしっこ)が黄色に変色することあり

ハイボン錠を服用すると尿が黄色に変色することがあります。

ビタミンB2が尿から出ているだけですので問題はありませんが、尿検査がある際は服用していることを事前に伝えるようにしましょう。

ジェネリック医薬品との違い

ハイボン錠には20mgのみ薬価の安いジェネリック医薬品が販売されています。

  • リボフラビン酪酸エステル錠20mg「イセイ」
  • リボフラビン酪酸エステル錠20mg「ツルハラ」
  • ミタンB2錠20mg

先発品と比べて添加物に違いはありますが、有効成分や効能・効果は同じです。