手足のしびれや、難聴など末梢神経障害に処方されるビタミン剤がメチコバール錠(成分名:メコバラミン)です。

メチコバールについて効能、効果、薬局で患者さんから聞かれる質問についてまとめてみました。

メチコバールのジェネリック医薬品の違いは?

メチコバール錠には薬価の安いジェネリック医薬品が販売されています。

メチコバール錠500μgのジェネリック医薬品は下記の通りです。

・メコバラミン錠500μg「SW」
・メコバラミン錠500μg「YD」
・レチコラン錠500μg
・メチコバイド錠500μg
・メコバラミン錠500μg「TCK」
・メコバラミン錠500μg「NP」
・メコバラミン錠500μg「JG」
・メコバラミン錠500μg「DK」
・メコバラミン錠500「トーワ」
・メコバラミン錠500(ツルハラ)
・ノイメチコール錠500μg

添加物は先発品と違いはありますが、有効成分や効能・効果は全く同じとなっています。

効能・効果

医療用医薬品(病院で処方される)のメチコバールの効能・効果は

末梢性神経障害

となっており、末梢性神経障害によるしびれや痛みに処方されます。

メチコバールには注射薬も存在するのですが、注射の場合は末梢神経障害だけでなく「ビタミンB12欠乏による巨赤芽球性貧血」にも効能・効果があります。

帯状疱疹の痛みにも処方される?

帯状疱疹による神経の痛みに、メチコバール(メコバラミン)がセットで処方されることがあります。即効性はありませんが、じわじわと神経の痛みやしびれを緩和する作用があります。

耳鳴りにも処方される?

耳鳴りを抑える薬はありませんが、耳鳴り時に末梢神経を安定させる目的で、メチコバール(メコバラミン)とアデホスコーワ顆粒がセットで処方されることがあります。

作用機序

メコバラミンは、細胞移行性が高く、ホモシステインから必須アミノ酸であるメチオニンを合成するメチオニン合成酵素の補酵素として働きます。

神経の核酸・蛋白合成を促進したり、軸索再生、髄鞘形成を促すことにより、傷ついた末梢神経を修復してしびれ、痛みなどを改善します。

用法・用量(飲み方)

メチコバールの通常の用法・用量は下記の通りです。

成人は1日500μgを3錠(メコバラミンとして1日1,500μg)を3回に分けて経口投与する。 ただし、年齢及び症状により適宜増減する

メチコバールは食事によって吸収に影響がでないため、食後に飲み忘れた場合は気付いた時に服用して問題ありません

妊娠・授乳中の服用

メチコバールは妊娠、授乳中でも服用が可能な薬です。

授乳中に服用する場合は、授乳を中止することなく服用が可能となっています。

副作用

メチコバールの副作用と頻度です。

  0.1〜0.5%未満 0.1%未満
消化器 食欲不振・悪心・嘔吐・下痢  
過敏症   発疹

メチコバールは効き目がマイルドである分、比較的副作用が少ない薬です。

また水溶性ビタミン剤に分類されるため、体に蓄積されず。過剰症が問題になりにくい特徴があります。