花粉症などアレルギー性鼻炎に処方されるのがフルナーゼ点鼻液(成分名:フルチカゾンプロピオン酸エステル)です。
フルナーゼ(フルチカゾン)の種類とジェネリック
フルナーゼには下記の3種類の規格があります。
- フルナーゼ点鼻液50μg28噴霧用
- フルナーゼ点鼻液50μg56噴霧用
- 小児用フルナーゼ点鼻液25μg56噴霧用
またジェネリック医薬品も多く発売されていて、フルチカゾン点鼻液「トーワ、サワイなど」、ミリカレット点鼻液、スカイロン点鼻液として販売されています。
先発品と添加物は異なりますが、有効成分は全く同じとなっています。
フルナーゼ(フルチカゾン)の効能・効果
フルナーゼの効能・効果は下記の通りです。
アレルギー性鼻炎、血管運動性鼻炎
フルナーゼ(フルチカゾン)の使い方
最初に使用する時は7回空噴霧をします。
まずしっかり鼻をティッシュでかみます。
上下にしっかり振ったあと、容器を垂直にして鼻の穴に入れ噴霧します。
そのあと、数秒間上を向いて薬が浸透するようにします。
フルナーゼ(フルチカゾン)の用法・用量
成人(フルナーゼ点鼻液50μg 28噴霧用、フルナーゼ点鼻液50μg56噴霧用)
成人は、通常1回各鼻腔に1噴霧(フルチカゾンプロピオン酸エステルとして50μg)を1日2回投与する。 なお、症状により適宜増減するが、1日の最大投与量は、8噴霧を限度とする。
小児(小児用フルナーゼ点鼻液25μg56噴霧用)
小児には、通常1回各鼻腔に1噴霧(フルチカゾンプロピオン酸エステルとして25μg)を1日2回投与する。 なお、症状により適宜増減するが、1日の最大投与量は、8噴霧を限度とする。
妊婦の使用
妊娠中のフルナーゼ(フルチカゾン)は鼻の中の局所に作用するステロイド剤であり、循環血液中への吸収が少なく、吸収された場合でも肝臓で速やかに代謝されます。
そのため胎盤・胎児への移行は少なく催奇形性は問題ないとされていますが、妊婦への安全性は確立されていないため、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与することになっています。
授乳中の使用
フルナーゼ(フルチカゾン)の添付文書では特に授乳時の注意書きはないことから「授乳を避けなくても使用してOK」と指導されるケースがあります。
市販薬はある?
フルナーゼの有効成分であるフルチカゾンプロピオン酸エステルが入った市販薬は販売されていません。