肩こりや腰痛などに処方される痛み止めの塗り薬がスミルスチックです。

スミルスチックについて薬局で患者さんから聞かれる質問をまとめてみました。

有効成分

スミルスチックは1g中に鎮痛成分のフェルビナクを30mg含有します。

スミルスチックはジェネリック?

スミルスチックはジェネリック医薬品に該当します。

先発品はファイザーから販売されているナパゲルン軟膏ですが、薬価にほとんど違いはないためスミルスチックの方が頻繁に使われる傾向にあります。

効能・効果

スミルスチックの効能・効果は下記のとおりです。

下記疾患並びに症状の鎮痛・消炎
変形性関節症、筋・筋膜性腰痛症、肩関節周囲炎、腱・腱鞘炎、腱周囲炎、上腕骨上顆炎(テニス肘等)、筋肉痛、外傷後の腫脹・疼痛

 

塗り方(用法・用量)

①まず患部の汗や皮脂をタオルやティッシュなどで拭き取ります。

②スミルスチックをそのまま患部につけ擦り込むように塗ります。

擦り込むことで手を汚すことなく、マッサージ効果も期待できます。使用回数は1日数回となっていますので、3〜4回くらいが目安と考えられます。

妊娠・授乳中の使用

妊婦さんには「治療上の有益性が危険性を上回る場合に使用すること」となっています。

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人に対しては治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。[妊娠中の使用に関する安全性は確立していない。]

引用元 スミルスチック インタビューフォーム

また授乳中の場合は添付文書に注意書きもなく「授乳を中止することなく使用が可能」と指導されるケースがあります。

市販薬

スミルスチックの有効成分である「フェルビナク」が入った市販薬が多数販売されています。

スミルスチックと同じ、スティックタイプの市販薬はゼノールエクサムです。フェルビナクの濃度もスミルスチックと同じ3%が含有されています。