関節リウマチに処方される薬にリウマトレックス(成分名:メトトレキサート)があります。
リウマトレックス(メトトレキサート)は1週間に1~2回服用するお薬です。
薬局では患者さんから時々
「飲み忘れた時はどうしたらいい?」
という相談を受けます。
リウマトレックスを飲み忘れた場合の対処方法について説明したいと思います。
リウマトレックスのジェネリック医薬品
リウマトレックスには薬価の安いジェネリック医薬品(後発品)が存在します。
メトトレキサートカプセル2mg+メーカー名で、サワイ製薬やトーワ薬品、サンドから販売されています。
先発品と添加物は異なりますが、有効成分や効能・効果は全く同じとなっています。
リウマトレックスは薬価が高いため、安いジェネリックを希望する方と、特別な薬だからリウマトレックスだけは先発品を希望する方の2つに分かれる傾向にあります。
リウマトレックス(メトトレキサート)の飲み方・間隔(用法・用量)
一般的にはリウマトレックス(メトトレキサート)は1週間に1~3回に分けて服用し、残りの5~6日を休薬します。
2〜3回に分けて服用する場合は、「朝、夕」もしくは「朝、夕、翌日の朝」というように12時間間隔をあけて服用します。
飲み忘れた時の対応は?翌日に飲んでいい?
リウマトレックス(メトトレキサート)を飲み忘れてしまった場合、主治医からの指示がない場合は、とばして次の服用時から正しい量を服用することとなっています。
自己判断で気付いた時に服用したり、翌日に服用するのは避けて、次の診察の時に余った薬が薬があることを伝えてください。
残薬がたまってきた場合は処方日数を減らしてくれることもありますので、残った薬があることを主治医や薬剤師に伝えるようにしましょう。
実際にはリウマトレックス(メトトレキサート)は半減期※が2.3時間と短いため、「飲み忘れたら翌日に服用してもOK」と指導されるDrもいらっしゃいます。
※半減期とは、薬を服用し血中濃度が最大に達した後、半分の濃度に分解されていく時間