結膜炎に処方される非ステロイドの点眼薬がAZ点眼液です。

有効成分・ステロイドは入っている?

AZ点眼液1ml中には抗炎症作用のあるアズレンスルホン酸ナトリウム水和物(水溶性アズレン)が0.2mg入っています。

アズレンスルホン酸ナトリウムはステロイドではありません。

ステロイドでみられる感染症の悪化や眼圧の上昇などの心配がないことから、高齢者から小さなお子様まで処方されます。

AZ点眼液は目の炎症やアレルギー症状を抑える作用があります。

ジェネリック医薬品・先発医薬品

AZ点眼液はジェネリック医薬品扱いになりますが、先発医薬品は存在しません。

AZ点眼液と同じジェネリック医薬品が下記のとおりで、複数の製薬メーカーから販売されています。

  • アズラビン点眼液
  • アズレン点眼液「わかもと」
  • アズレン点眼液「ニットー」
  • アゾテシン点眼液

有効成分や効能・効果はまったく同じとなっています。

何滴・何日分使える?

AZ点眼液は1滴あたりが約40μℓといわれています。
1本に5ml入っていますので、約125滴使える計算になります。

1日3回1回1滴を両目に使用した場合、約20日分となります。

市販薬はある?

AZ点眼液の有効成分である「アズレンスルホン酸ナトリウム」が入った市販薬がエーゼットAです。

市販のエーゼットAには医療用のAZ点眼液と同じ0.02%のアズレンスルホン酸ナトリウムが入っていますが、目のかゆみや充血を抑えるクロルフェニラミンマレイン酸塩イプシロン-アミノカプロン酸、目を保護するコンドロイチン硫酸エステルナトリウムが入っています。