「くしゃみや咳をするとおしっこが漏れてしまうんです・・・」
ドラッグストアで薬剤師をしていると、女性から恥ずかしそうに相談を受ける機会が多くあります。
くしゃみや咳などの力が加わった時に少量の尿が漏れてしまう、そのような場合、腹圧性尿失禁(ふくあつせいにょうしっきん)の可能性があります。
今回は腹圧性尿失禁の原因と、予防するための骨盤底筋体操についてご紹介します。
腹圧性(緊張性)尿失禁の原因
腹圧性尿失禁は別名、緊張性尿失禁とも呼ばれます。
妊娠や出産後や運動不足、加齢が原因となり起こります。
特に妊娠や出産後には、骨盤底筋の筋肉の入れ方が分からなくなったり、運動不足や加齢が原因で骨盤底筋が低下してしまうのです。
女性は男性に比べて膀胱が小さく尿道が短いため、女性に多くみられる疾患です。
腹圧性(緊張性)尿失禁の対処法
尿が漏れてしまう場合の対処方法をご紹介します。
ドラッグストアなどの生理用品のコーナーで『吸水ライナー・パンティライナー』を購入し、替えのシートをバックの中などに持っていると安心して外出や仕事ができます。
20cc、50ccや100ccなどの表示がありますので、購入の際には尿漏れの量によって選択する必要があります。
尿漏れの量はストレス環境によって変化があります。
あくまでも対処法ですので、原因から治すことはできません。
骨盤底筋体操の方法
では、低下してしまった骨盤底筋をどのように鍛えたらよいのでしょうか?
尿漏れを予防するための骨盤底筋運動についてご紹介します。
①まず深呼吸してリラックスします。
②背筋を伸ばし足を肩幅くらいに開きます。
足が肩幅に開いた状態が骨盤底筋群を一番鍛えられる姿勢です。
③肛門を収縮させます。
お尻のたるみを肛門内に引き込むイメージを意識しましょう。
④膣を絞める
おしっこを途中で止める時をイメージしましょう。
⑤肛門と膣を絞めた状態を5秒維持します。
出来るだけ強く長く絞め、力が抜けたら、また絞め直してください。
⑥ゆっくり力を抜きます。
①~⑥を5回くらい繰り返します。
つり革を持っている通勤中、バスに座っている時、料理を作っている時、仕事で長時間立っている時など、どんな姿勢でもよいので行ってみましょう。