皆さんは漢方薬についてどのようなイメージをお持ちでしょうか?

「副作用がでにくい薬」
「苦い薬」
「マイルドな薬」

漢方薬といえば特に「安全」と思われる方が多いように感じています。

麻黄含有の漢方とカフェイン(コーヒー・紅茶)の飲み合わせ

漢方薬の中で、特に注意が必要な成分が「麻黄(マオウ)」です。

麻黄は汗を出して熱を下げたり、咳を抑えたり、節々の痛みを取る働きがあるのですが、麻黄に含まれるエフェドリンが交感神経を刺激し心臓をドキドキさせたり、血圧を上げる働きがあります。

麻黄が入った漢方薬を服用中に、コーヒー紅茶などのカフェインが多く入った飲料を摂取すると、動悸手の震えがでることがありますので注意しなければいけません。

麻黄が入った漢方薬

麻黄を含有する主な漢方薬は下記の通りです。

麻黄含有の漢方薬
名前よみかた
葛根湯かっこんとう
葛根湯加川きゅう辛夷かっこんとうかせんきゅうしんい
麻黄湯まおうとう
麻黄附子細辛湯まおうぶしさいしんとう
麻杏よく甘湯まきょうよくかんとう
五虎湯ごことう
防風通聖散ぼうふうつうしょうさん
薏苡仁湯 よくいにんとう 
小青竜湯しょうせいりゅうとう

これらの漢方を服用中は特に、カフェインの入った飲料を大量に飲むのは控えてください。