熱が高い時に処方される解熱鎮痛剤がカロナールやコカールなどのアセトアミノフェン製剤や、ロキソニン(成分名:ロキソプロフェンナトリウム)です。
アセトアミノフェン製剤の種類
カロナールやコカールはアセトアミノフェンという成分が入っており、錠剤や粉薬があります。
またアセトアミノフェン原末やナパという名前で原末タイプも存在します。
ロキソニンの種類・ジェネリック
カロナールやコカールといったアセトアミノフェン製剤より、より効き目が強いとされているのがロキソニン(成分名:ロキソプロフェンナトリウム)です。
ロキソニンには錠剤タイプと細粒タイプが存在しますが、細粒よりも錠剤タイプが多く使用されています。
またロキソニン錠には薬価の安いジェネリック医薬品も販売されており、ロキソプロフェンナトリウム錠+メーカー名の名前でサワイ製薬や日医工、トーワ薬品などから販売されています。
先発品のロキソニンと比べて、ジェネリック医薬品は添加物は異なりますが、有効成分と効能・効果はまったく同じとなっています。
カロナール・コカール(アセトアミノフェン)とロキソニン(ロキソプロフェン)の併用は?
カロナールやコカールなどのアセトアミノフェン製剤と、ロキソニン(成分名:ロキソプロフェンナトリウム)が同時に処方されることがあります。
カロナールやコカールなどのアセトアミノフェン製剤を服用しても熱が下がらない場合、ロキソニン(成分名:ロキソプロフェン)を服用するケースもありますが、飲み合わせは問題ありません。
カロナールやコカールなどのアセトアミノフェン製剤は主に肝臓で代謝され、ロキソニン(成分名:ロキソプロフェンナトリウム)は主に腎臓で代謝されるため、併用しても身体に大きな負担がかかりません。
しかし、頓服で服用する際は必要最低限にとどめておきましょう。