気管支喘息やアレルギー性鼻炎の時に処方されるのがオノンドライシロップです。
比較的副作用も少なく安全な薬であることから処方される機会が多い薬です。
薬局でオノンドライシロップについて聞かれる質問を簡単にまとめてみました。
作用機序(メカニズム)
オノンドライシロップはロイコトリエンの作用を拮抗する作用があります。
ロイコトリエンがロイコトリエン受容体という部分に結合すると、気道の収縮や、粘膜の浮腫、血管透過性が亢進し、気管支喘息やアレルギー性鼻炎の症状が現れます。
オノンドライシロップはロイコトリエンがロイコトリエン受容体に結合するのを邪魔することで、ロイコトリエンの作用を抑え、気管支喘息やアレルギー性鼻炎を抑えます。
オノンのにおい・味は?
特ににおいはなく、弱い甘味がついています。
効能・効果は?風邪に効く?
気管支喘息 アレルギー性鼻炎に適応があります。細菌やウイルス性の風邪ではなくアレルギー性の鼻水や咳に効果があるのがオノンドライシロップになります。
飲ませ方・混ぜるといいものは?
基本的に水で溶かして、スプーンやスポイトで服用させてください。また、水を数滴たらしてペースト状にし、上あごや内ほほに塗った後に水やお湯を飲ませる方法もあります。
嫌がる場合は、リンゴジュースや、オレンジジュース、アイスクリーム、ヨーグルト、ヤクルトなど何に混ぜても大丈夫です。
もしシロップ剤が処方されていたら、シロップに混ぜて服用しても問題ありません。
飲み忘れた場合は?
オノンドライシロップは基本的には1日2回朝・夕食後で処方されます。
通常は飲み忘れた場合、
「気づいた時に服用すること」となっています。
しかし次回服用まで間隔が短い場合は飛ばして次回から正しい量で服用するのがよいでしょう。
特に胃を荒らすような薬ではありませんので、食後に拘らず服用できる薬です。
主治医から特別指示がある場合はそちらに従うようにしましょう。