とびひや風邪症状、中耳炎、副鼻腔炎の時に処方される抗生物質がユナシン細粒小児用10%(成分名:スルタミシリントシル酸塩水和物散)です。
薬局では
「ユナシン細粒の飲ませ方はどうしたらいい?」
「どんな味がするの?」
「下痢をしてしまったけど続けていい?」
といった相談を受けることがあります。
薬局で患者さんから聞かれる質問を中心にユナシン小児用細粒についてまとめてみました。
ユナシン小児用細粒の成分
ユナシン小児用細粒にはスルタミシリントシル酸塩水和物という抗生物質が1g中に100mg入っています。
ペニシリン系抗生物質に分類され、細菌細胞の壁が作られるのを抑えることで効果を発揮します。
ユナシン小児用細粒の味
「どんな味がするの?」という質問を多く薬局では受けます。
一般的にはコーラ風味といわれていて、甘い味でコーティングされています。
しかし、薬自体は苦いので、噛んだり、酸性の飲料に混ぜると苦味が出てきてしまいます。
ユナシン小児用細粒の飲ませ方
ユナシン小児用細粒の飲ませ方について解説します。
水でそのまま服用
そのまま飲めるお子さんには、水で飲ませてあげてください。
水に溶かして服用
小さい赤ちゃんの場合は水で溶かし、スプーンやスポイトで少しずつ飲ませてあげてください。
水でペースト状にして服用
ユナシン細粒に数滴の水をたらし、ペースト状にし、上あごか内ほほに塗り、水やぬるま湯を飲ませる方法もあります。
詳しくはこちらにも記載しています。
混ぜるといいもの
水で飲みにくい場合、アイスクリームやヨーグルト、練乳などに混ぜると相性がいいです。
オレンジジュースやリンゴジュース、ポカリスエットやアクエリアスのスポーツ飲料水など酸性の飲料に溶解すると苦味が強くなりますので注意しましょう。
副作用
ユナシン細粒の主な副作用は下痢・軟便です。まれに発疹が出ることもあります。
下痢が出た時の対応
下痢や軟便は高い確率で起こる副作用です。
多少の下痢であれば、耐性菌を防ぐためにも処方された日数を飲み切ることが推奨されていますが、もし水のような透明な下痢になれば服用をストップし、主治医や薬剤師に相談しましょう。