「便秘薬を飲んでも便がなかなかでない」
「便が硬くてでにくい・・・」

といった時に処方される便秘薬がアミティーザカプセル(一般名:ルビプロストン)です。

アミティーザは新しい作用機序の便秘薬のため、従来の便秘薬で効果がなかった方に追加や変更で処方される傾向にあります。

アミティーザについて、薬局で患者さんに聞かれる質問をまとめました。

作用機序(メカニズム)

下剤は大きく2つのタイプに分類されます。

  1. 腸を刺激して便を出すタイプ
  2. 便を柔らかくして便を出すタイプ

アミティーザは「2」に分類され、腸内に水分を分泌し便を柔らかくさせて自然に便が出るように促します。

少し専門的な話になりますが、小腸にあるクロライドチャネルという部分を活性化することで腸管内に水分が分泌されるのを促します。

また腸管粘膜上皮のバリアに対して修復作用もあることがわかっています。

飲み方・頓服は効果ある?

アミティーザは1日2回朝・夕食後に1錠ずつ服用します。
服用時はコップ1杯の水で飲んでください。
空腹時に服用すると、吐き気やムカつきなどの副作用が現れる確率が上がりますので「食後服用」と決められています。

アミティーザは自然の排便を促すため、腸を刺激して便を出すセンノサイドのように頓服での処方は適していません。

効果がでる時間

アミティーザは服用して24時間以内に58〜75%くらいの確率で自然な排便が報告されています。
血液中に吸収されて作用するのではなく、腸管で直接効果を発揮します。

飲み忘れた場合は?

飲み忘れた場合は1回とばして次回から服用するようにされています。
ただし主治医から指示がある場合はそちらに従うようにしてください。

妊娠中には禁忌(使用はできない)

アミティーザは妊婦さんには絶対に使用のできない「禁忌(きんき)」となっています。

ヒトでの妊婦さんへの実験は行われていないですが、動物実験で胎児への移行が確認されたため「禁忌」となっています。
また動物で高用量で使用した場合、胎児が亡くなったケースもあるそうです。

アミティーザを服用中は避妊をし、妊娠希望の場合は事前に主治医に相談するようにしましょう。

授乳中の服用はできる?

アミティーザは母乳中に移行するため「授乳は中止すること」とされています。

吐き気がでるのは副作用?

アミティーザを服用すると高い確率で胃がムカムカしたり、吐き気がでてきたりします。

副作用は下痢(30%)、悪心(23%)、腹痛(6%)となっており、5人に1人くらいの割合で悪心を訴えられます。

空腹時に服用すると、吐き気やムカツキの副作用のでる確率が上がりますので、必ず食後に服用してください。

むかつきや吐き気がどうしても我慢できない場合は、主治医に相談するようにしましょう。