肩こりや腰痛の時に処方される湿布がロキソニンテープ(成分名:ロキソプロフェン)です。
痛み止めのロキソニン錠(ロキソプロフェン)の貼り薬ということで馴染みのある方も多いかと思います。
ロキソニンテープについて薬局で患者さんから聞かれることをまとめてみました。
ロキソニンテープ100mgと50mgの違い
ロキソニンテープ にはロキソプロフェンが100mg入ったのものと50mg入ったのものがあります。
濃度はどちらも全く同じで、ロキソニンテープ50mgのサイズ(7cm×10cm)を倍の大きさにしたのがロキソニンテープ100mg(10cm×14cm)です。
ロキソニンテープのジェネリック医薬品(後発医薬品)
ロキソニンテープ には薬価の安いジェネリック医薬品が販売されています。
ロキソプロフェンナトリウムテープ+メーカー名の名前で、ユートクや科研、ケミファ、ファイザーなどから販売されています。
先発品と添加物は異なりますが、有効成分や効能・効果は全く同じとなっています。
効能・効果
ロキソニンテープの効能・効果は下記のとおりです。
変形性関節症、筋肉痛、外傷後の腫脹・疼痛
関節リウマチへの適応はありません。
効果発現時間・持続時間
ロキソニンテープは貼り付け後6時間くらいで、体の中の血中濃度が最大に達します。
また1日(24時間)持続しますので、1日1回の貼り付けとなっています。
光線過敏症(紫外線)は起こる?
モーラステープなどで紫外線による過敏症が問題になるのですが、ロキソニンテープでは起こりにくいとされています。
そのため外で運動や仕事をする方へはテープ剤の中だとロキソニンテープが処方される傾向にあります。
ロキソニンテープは市販で売っている?
2016年現在、ロキソニンテープ(ロキソプロフェンテープ)の市販薬は販売されていません。
追記
2016年8月25日にロキソニンテープの市販薬ロキソニンテープSが発売されました。
詳細はこちらに記載しています。
市販のロキソニンSテープとロキソニンSパップの違い・価格(OTC)
妊娠・授乳中の使用
製薬メーカーの説明書のよると、妊婦さんは「治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用」となっています。
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。[妊娠中の使用に関する安全性は確立していない。] 」
引用元 ロキソニンテープインタビューフォーム
授乳中については、特に授乳中止の注意書きはありません。