タコやイボ、魚の目といった患部に貼る薬がスピール膏(成分名:サリチル酸)です。
スピール膏は有効成分のサリチル酸が角質を軟らかくし溶かすことで効果を発揮します。
薬局では
「スピール軟膏の使用方法は?」
「お風呂には貼ったまま入れる?」
「貼る期間はどれくらい?」
といった質問を受けます。
患者さんから聞かれる質問を中心にスピール膏についてまとめてみました。
使い方(貼り方)と期間
スピール膏を患部と同じ大きさに切って貼ります。
移動しないように固定し2~5日ごとに取りかえます。患部より大きく貼ると患部以外の皮膚に炎症が起きることがありますので必ず患部と同じ大きさに切って使ってください。
貼り替えるタイミングはお風呂上りがオススメです。
お風呂に貼ったまま入っていい?
そのまま入って問題ありません。
入浴後にタオルなどで押し当てて水分を取るようにしましょう。
もし位置がずれるようでしたら貼り替えてください。
極力そのまま使い続けた方が肌に馴染み効果がでますのでお風呂で剥がさないようにしましょう。
副作用
長期使用した時や大量に使用した時に食欲不振、悪心・嘔吐、消化管出血等が現れることがあります。
皮膚が赤くなったり、赤いブツブツ(紅斑)の症状が現れた場合には使用を中止し、主治医や薬剤師に相談してください。
尖圭コンジローマに効く?
肛門や性器に出来たコンジローマ(コンジローム)には使用を避けるようになっています。
コンジロームが出来た際にはベセルナクリームという外用剤が処方されるか液体窒素や電気メスでの外科的な除去になります。