保育園や幼稚園、老人ホームなどで問題となるのが感染性胃腸炎です。

感染性胃腸炎の中でも代表的な原因ウイルスが、

  1. ノロウイルス
  2. ロタウイルス

です。

それぞれの症状の違いや消毒方法、対策について解説したいと思います。

ノロウイルス・ロタウイルス違い

 ノロウイルスロタウイルス
症状

吐き気
おう吐
下痢
発熱(38度以下の軽度)
腹痛

下痢(激しい時は米のとぎ汁のような白色便
嘔吐
発熱
乳児では脱水症が問題
けいれん・脳炎・脳症の重症化

感染原因ウイルスに汚染された二枚貝(牡蠣など)の摂取
上記に触れた調理者による食品
患者の糞便や嘔吐物に触れた場合
ウイルスが付着した便や嘔吐物を触れた手
手洗いを十分にしても手や爪に数億個のウイルスが残っていることあり
感染経路接触感染
経口感染
接触感染
経口感染
潜伏期間1〜2日1〜3日
平均有症期間24〜48時間5〜6日
治療方法整腸剤や補水など対症療法
下痢止めは使用しない
整腸剤や補水など対症療法
下痢止めは使用しない
流行のピーク12月〜2月2月〜5月
予防のためのワクチンなしあり(平成23年より)
任意接種
その他 5才くらいまでに100%のヒトが感染する
5才までの急性胃腸炎の入院患者の40〜50%がロタウイルス
感染を繰り返すことに軽症化

 

消毒方法(エタノールや逆性石けんでは効果不十分)

手指については、トイレ後、調理、食事前には手を石鹸で洗い、しっかり水で洗い流す。
指輪は外し、30秒以上のもみ洗いによって予防する。

環境消毒

(感染症が発生した場合のドアノブや手すりなど)
次亜塩素酸ナトリウム濃度 0.02%

嘔吐物・糞便がついた場所への消毒

次亜塩素酸ナトリウム濃度 0.1%

金属を腐敗させるケースがあるため、金属に付着した場合は10分経過後、拭き取る。

嘔吐物・糞便を取り扱う場合、ビニール手袋、マスクを着用。
廃棄する場合はビニール袋にいれる。