喉の痛み、舌の炎症、口内炎などに処方されるのがアズノールうがい液です。

「どのように使うの?」
「妊娠・授乳中は使用してもいい?」
「市販薬はある?」

と薬局では聞かれることがあります。
アズノールうがい液について患者さんから聞かれる内容をまとめました。

有効成分(一般名)

アズノールうがい液の有効成分は1mL中にアズレンスルホン酸ナトリウムが40mg入った4%製剤になります。

作用機序

アズノールうがい液には大きく2つの作用があります。

  1. 傷を治す作用(創傷治癒促進作用)
  2. 炎症を抑える作用(消炎作用)

アズレンスルホン酸ナトリウムは炎症粘液に直接作用して、炎症を抑えたり、傷を修復させる働きがあります。

口内炎にも効果ある?

アズノールうがい液の効能・効果です。

咽頭炎、扁桃炎、口内炎、急性歯肉炎、舌炎、口腔創傷

のどの痛みだけでなく、口内炎や舌の炎症にも効果を示します。

使い方

コップに100mlのお水かぬるま湯をいれます。
1回押し切るか、5〜7滴を垂らして、かきまぜたものでうがいをします。

1日数回ですので3〜5回くらいで使われます。

妊娠・授乳中の使用

妊娠、授乳中の場合、アズノールうがい液は安全に使用することができると考えられます。

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何日分使用できる?

アズノールうがい液は1度に1回押し切り分(アズレンスルホン酸ナトリウムで4~6mg)使用します。

1日3回で使用した場合、使える日数は下記の通りです。

規格使用回数日数
5ml33~5011~16日
10ml66~10022~32日

イソジンうがい液(ポビドンヨードガーグル)との違い

うがい薬でよく使われるのが茶色のイソジンうがい液、ポビドンヨードガーグルです。
イソジンには「ポビドンヨード」という成分が入っており、ポビドンヨードは「細菌・真菌・ウイルスを抑える作用」があります。

一方でアズノールうがい液のアズレンは「炎症を抑え傷口を修復する作用」があります。

感染時や感染予防にはイソジンうがい液が、炎症がひどい場合はアズノールうがい液が使われる傾向にあります。

市販薬

アズレンうがい液と同じ市販薬はいくつか販売されています。

  • ゼピーAZうがい薬(4%)
  • 浅田飴AZうがい薬(5%)

もし、見当たらない場合は薬剤師か登録販売者にアズレンスルホン酸の入ったうがい薬はないか聞いてみてください。