細菌感染時の目の炎症に処方される眼軟膏がネオメドロールEE軟膏です。
ネオメドロールEE軟膏について作用機序や使い方、塗り方についてまとめました。
有効成分(抗生物質+ステロイド)
ネオメドオールEE軟膏の1g中の有効成分と含有量は下記の通りです。
有効成分 | 含有量 |
---|---|
フラジオマイシン硫酸塩 抗生物質 | 3.5mg |
メチルプレドニゾロン ステロイド薬 | 1mg |
作用機序(メカニズム)
ネオメドロールEEは抗菌薬であるフラジオマイシン硫酸塩と、ステロイド薬であるメチルプレドニゾロンが混合された塗り薬です。
フラジオマイシンはアミノグリコシド系薬と呼ばれ、細菌のタンパク質の合成を阻害することで殺菌作用を示します。
メチルプレドニゾロンは炎症を抑える働きがあります。
目の中の塗り方・使い方
目の中に使うように指示された場合の使い方について説明します。
まず、手を石鹸で洗います。
そのあと、利き手でない方の人差し指で下まぶたをひっぱり、下まぶたの内側に直接容器のまま薬をつけます。
容器の先が目につかないように注意しましょう。
使う量や範囲ですが、下瞼の内側に横に細長く塗るのが一般的な使い方になります。
絵心が無くてスミマセン。
そのまま目を閉じると軟膏が目の中に広がります。
ティッシュで軽く瞼を数分抑えたあと、目の周りに付いた薬を拭き取ってください。
目の周りの塗り方・使い方
瞼など目の周り使うように指示された場合は、綿棒や清潔な指で薄く伸ばして塗るようにしましょう。
妊娠・授乳中の使用
妊婦さんについては「長期使用を避けること」とされています。
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には長期・頻回使用を避けること。[妊娠中の使用に関する安全性は確立していない。]
引用元 ネオメドロールEEインタビューフォーム
授乳中については添付文書の注意書きはなく「授乳を中止することなく使用して問題ない」と説明されることがあります。