ものもらいなどの細菌感染の際に処方されるのがタリビッド眼軟膏です。
タリビットと呼び間違う方が多いですが、正しくは「タリビッド」です。
炎症を抑えるステロイドの目薬フルメトロン点眼液(フルオロメトロン)などとよく併用されるのですが、
「目薬と眼軟膏どちらを先に使えばいいの?」
「眼軟膏はどうやって使えばいい?」
薬局ではこのような質問をよく受けることがあります。
タリビッド眼軟膏の成分、使い方、目薬を併用する時の注意点についてまとめてみました。
有効成分は
タリビッド眼軟膏の有効成分はオフロキサシンという抗生物質になります。
1g中にオフロキサシンが3mg入っています。
菌を殺す範囲が広いことから、細菌感染ではしばしば処方されます。
ジェネリック医薬品(オフロキシン眼軟膏0.3%)
タリビッド眼軟膏には薬価の安いジェネリック医薬品が存在します。
オフロキシン眼軟膏0.3%
有効成分と効能・効果、添加物(白色ワセリン、流動パラフィン、精製ラノリン)も先発品と同じとなっています。
眼軟膏の塗り方
眼軟膏は瞼の内側に塗る場合と、瞼の外側に塗る場合がありますので、それぞれの塗り方について説明したいと思います。
瞼の内側に炎症がある場合
まず、手を石鹸で洗います。
そのあと、利き手でない方の人差し指で下まぶたをひっぱり、下まぶたの内側に直接容器のまま薬をつけます。
容器の先が目につかないように注意しましょう。
使う量や範囲ですが、下瞼の内側に横に細長く塗るのが一般的な使い方になります。
絵心が無くてスミマセン・・・(´Д`)
そのまま目を閉じると軟膏が目の中に広がります。
ティッシュで軽く瞼を数分抑えたあと、目の周りに付いた薬を拭き取ってください。
瞼の外側に炎症がある(まぶたに塗る)場合
ドクターの指示で、瞼の外側に塗るように言われた場合は綿棒などで塗布してください。
目薬と眼軟膏を併用する場合は?
点眼薬が同時に処方された場合、眼軟膏は一番最後に使用します。
5分以上間隔をあければ眼軟膏を塗布して問題ないと考えられます。
コンタクトレンズの上から使用できる?
眼軟膏を使用する場合はソフト、ハード関わらずコンタクトレンズは外すことが推奨されています。
保存方法は?
室温保存で大丈夫です。
直射日光は避けて保存してください。
開封後の期限は?
たとえ期限内であっても開封後1ヶ月を目安に廃棄しましょう。
治療が完了したら、使い回しはしないように廃棄することをオススメします。