シラミは大きく下記の3つに分けられます。

「あたまじらみ」「けじらみ」「ころもじらみ」

「あたまじらみ」は頭髪と頭髪の接触感染が原因で、「けじらみ」は主に性行為が、「ころもじらみ」は衣類や身体の接触が原因となります。

この中でも特にプールがある夏場に子供の間で流行するのが「アタマジラミ」です。

薬局でもお母さんが心配して「子供がアタマジラミになったのだけど薬はあるの？」という質問を受けます。

アタマジラミに使用される薬が「スミスリン」です。

スミスリンについて成分、使い方、副作用についてまとめてみました。

あたまじらみの薬・スミスリン

あたまじらみの治療薬がスミスリンシャンプーです。ドラッグストアには必ず置いてあります。

スミスリンの成分

スミスリンにはフェノトリンという有効成分が配合されており、卵からふ化したシラミの幼虫と成虫を駆除することができます。しかし卵を駆除することはできません。

使い方（治療期間）

10日間で全ての駆除が完了します。

2日置きにスミスリンシャンプーを使用し、合計4回（トータル10日）使います。

シャンプーの方法
まず水やぬるま湯で髪を濡らします。
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10~20ｍｌのスミスリンシャンプーをカップで量ります。
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そのまま頭にふりかけ、頭全体にいきわたるよう泡立てます。
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シャンプーをつけたまま頭にタオルをまいて5分程待ちます。
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水またはぬるま湯で洗い流します。その後、シャンプーやリンスを使ってもかまいません。

副作用は少ない

発疹、発赤、かゆみ、かぶれ程度で、ほとんど副作用はなく使用できます。

しらみの殺菌温度は？

成虫は40℃、卵は60℃で死滅します。また20℃以下では卵は産まれないと言われていますので、夏場が一番注意しなければいけません。

家族にも移る可能性がある

家族と一緒に寝ている場合、家族間で感染する可能性もあります。
もし家族の誰かに感染が分かった場合は全員のチェックをしましょう。またタオルやシーツ、枕などは使いまわしはしないようにしましょう。

髪の毛は短く切った方がいい？

スミスリンシャンプーを使えば髪が長くても駆除は充分に可能です。しかし感染の予防をするためにはプールのある夏場は短く切っておくことをオススメします。