市販薬のロキニンSシリーズ。
ロキソニンSプラスに加え、ロキソニンSプレミアムが追加で発売となりました。
ロキソニンS、ロキソニンSプラス、ロキソニンSプレミアムの違いについてまとめてみました。
有効成分・効能効果・用法の違い
ロキソニンS | ロキソニンSプラス | ロキソニンSプレミアム | |
---|---|---|---|
写真 | |||
成分 | 1錠中 ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1mg(無水物として60mg) | 1錠中 ・ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1mg(無水物として60mg) ・酸化マグネシウム33.3mg | 2錠中 ・ロキソプロフェンナトリウム水和物68.1mg(無水物として60mg) ・アリルイソプロピルアセチル尿素60mg ・無水カフェイン50mg ・メタケイ酸アルミン酸マグネシウム100mg |
効能・効果 | 頭痛・月経痛(生理痛)・歯痛・抜歯後の疼痛・咽喉痛・腰痛・関節痛・神経痛・筋肉痛・肩こり痛・耳痛・打撲痛・骨折痛・ねんざ痛・外傷痛の鎮痛・悪寒・発熱時の解熱 | ||
用法用量 | 1回1錠(15歳以上) 1日2回まで | 1回2錠(15歳以上) 1日2回まで | |
定価・税抜 | 12錠648円 | 12錠698円 | 12錠698円 24錠1,180円 |
同じ点
効能・効果について、ロキソニンS、ロキソニンSプラス、ロキソニンSプレミアムはまったく同じとなっています。
異なる点
配合成分が異なる
ロキソニンSプラスはロキソニンSに胃酸を中和し胃粘膜を保護する「酸化マグネシウム」がプラスで含有されています。
ロキソニンSプレミアムはロキソニンSに加え、痛みをさらに緩和する「アリルイソプロピルアセチル尿素」と、胃粘膜を保護する「メタケイ酸アルミン酸マグネシウム」が含まれています。また、アリルイソプロピルアセチル尿素を服用すると眠気がでるため「無水カフェイン」が含有されています。
なお、ロキニンSやロキソニンSプラスでは副作用で眠くなりません。
用法が異なる
ロキソニンSとロキソニンSプラスは全く同じ用法・用量となります。ロキソニンSプレミアムには1錠にロキソプロフェンが通常の半分量含まれていますので、1回2錠服用となっています。
使い分け
ロキソニンSで胃腸の調子が悪くなったり、元々胃腸の弱い方はロキソニンSプラス、ロキソニンSでは痛みがなかなか治まらない方にはロキソニンSプレミアムを服用するのがよいでしょう。
また車の運転をするなど眠気の副作用を避けたい場合は、ロキソニンSかロキソニンSプラスがいいいかと思います。
あくまで市販薬は頓服として使用し、痛みが続く場合は医療機関を受診しましょう。
|