頭痛や生理痛、歯の痛み、熱が高い時に処方されるピリン系の解熱鎮痛剤がSG配合顆粒です。

SG

出典 塩野義製薬



市販の薬(OTC医薬品)ではセデスハイとして販売されています。

「SG配合顆粒と市販のセデスハイに違いはある?」
「インフルエンザの時に飲んでも大丈夫?」
「カロナールやロキソニンとの飲み合わせは?」
「授乳中だけど服用できる?」

薬局で患者さんから聞かれる質問を中心にSG配合顆粒についてまとめてみました。

SG配合顆粒とセデスハイの違い・有効成分の比較・作用機序

SG配合顆粒とセデスハイに含まれる有効成分と量についてまとめてみました。

有効成分 SG配合顆粒
1g中
セデス・ハイ
1錠中
イソプロピルアンチピリン
(解熱鎮痛)
150mg 75mg
アセトアミノフェン
(解熱鎮痛)
250mg 125mg
アリルイソプロピルアセチル尿素
(鎮痛)
60mg 30mg
無水カフェイン 50mg 25mg

有効成分はSG配合顆粒もセデス・ハイも全く同じです。

セデス・ハイ1錠分の2倍量がSG配合顆粒1gに含まれています。

セデス・ハイは1回2錠で服用しますので、SG配合顆粒1包分と全く同じとなります。

有効成分のイソプロピルアンチピリンアセトアミノフェンに解熱鎮痛作用があります。

またこれらの鎮痛作用を増強させるアリルイソプロピルアセチル尿素、痛み(特に頭痛)を緩和する無水カフェインが含まれています。

アリルイソプロピルアセチル尿素の副作用で眠気がでますので、カフェインで眠気を軽減する目的もあります。

ピリン系アレルギーに注意

ピリン系の薬で発疹がでたことがある場合、SG顆粒は服用することができません。

ピリン系の薬については下記に一覧が載ってあります。

ピリン系の医療用医薬品・市販薬一覧

もし解熱鎮痛薬を服用して薬疹が出たことがある場合、ピリン系の薬でないか確認が必要です。

何の薬か忘れた場合は、解熱鎮痛剤で薬疹が出たことを主治医に伝えるようにしましょう。

インフルエンザの解熱に飲んでいい?

インフルエンザの時に処方される解熱鎮痛剤はカロナールやコカールといったアセトアミノフェンが主流となります。

インフルエンザが疑われるような急な発熱、寒気、関節の痛みがある場合、家にSG配合顆粒やセデスハイが残っているからといって服用をせず、医療機関を受診するようにしましょう。

カロナール(アセトアミノフェン)との併用

SG配合顆粒を服用しても痛みがとれない場合など、カロナールが頓服で処方されることがあります。

カロナールの有効成分であるアセトアミノフェンはSG配合顆粒にも入っています。

鎮痛目的であればアセトアミノフェンは一日最大4000mgまで、解熱目的であればアセトアミノフェンは一日最大1500mgまで服用可能となっています。

しかし、アセトアミノフェンは肝臓に負担をかけてしまうため、長期で重複して服用する場合は特に注意が必要です。

ロキソニン(ロキソプロフェン)との併用

痛みが激しい場合や、SG配合顆粒を服用しても痛みがとれない場合に、解熱鎮痛薬のロキソニン(成分名:ロキソプロフェン)が頓服で処方されることがあります。

SG配合顆粒は即効性があり、30分~1時間程度で効果を実感できるため、1時間経っても効果を実感できない場合は、頓服を追加するのがいいかと考えます。

イブプロフェン・イブの併用

ロキソニンと同様に、SG顆粒で痛みが取れない場合にイブプロフェンが頓服で処方されることがあります。

ロキソニンの併用と同様にSG顆粒を服用して効果が実感できない時にのみ服用するのがいいでしょう。

妊娠・授乳中の使用

「妊娠中だけどSG配合顆粒は服用できる?」

患者さんや医療従事者から聞かれる質問の一つです。

製薬メーカーの説明書でSG配合顆粒は「妊婦には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること」となっています。

また特に妊娠後期(28週目以降)は特に注意しなければいけません。

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[動物試験(マウス)でイソプロピルアンチピリンの類似化合物(スルピリン)に催奇形作用が報告されている。]

引用元 SG配合顆粒添付文書

 

妊娠後期の婦人へのアセトアミノフェンの投与により胎児に動脈管収縮を起こすことがある。

引用元 SG配合顆粒添付文書

 

イソプロピルアンチピリン又はアセトアミノフェンを妊娠後期のラットに投与した試験で,弱い胎児の動脈管収縮が報告されている

引用元 SG配合顆粒添付文書

また授乳中のSG配合顆粒の服用について、製薬メーカーの説明書では「授乳を避けること」となっています。

授乳中の婦人には,本剤投与中は授乳を避けさせること。[本剤中の成分は母乳中に移行する。]

引用元 SG配合顆粒添付文書