風邪や気管支炎など咳がひどい時に処方される咳止めがアスベリン錠(成分名:チペピジンヒベンズ酸塩)です。

アスベリン

出典 田辺製薬

 

「アスベリンは授乳中に飲んでいい?」
「おしっこが赤くなったけど副作用?」

薬局でアスベリンについて相談される内容についてまとめてみました。

作用機序・去痰作用もあり

アスベリンがなぜ咳に効果があるのか?

作用機序と他の咳止めとの違いについて説明したいと思います。

咳は延髄にある咳中枢が反射を起こすことでおこります。

アスベリンは咳中枢の反応を鈍くすることで咳を抑えると共に、気管支腺を分泌させることで痰をきる働きもあります

メジコンアストミンといった他の咳止めに比べて、アスベリンは痰の絡む咳に向いたお薬です。

妊娠中(妊婦)・授乳中の服用

「妊娠中だけどアスベリン服用してOK?」

と聞かれることがありますが、治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合にのみOKとなっています。

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合にのみ投与すること。(妊婦への投与に関する安全性は確立していない。)

引用元 アスベリン インタビューフォーム

また授乳中については注意書きもないことから「授乳を中止しなくてもよい」と指導されるケースが多くあります。

おしっこ(尿)が赤くなる理由

「アスベリンを飲みだしておしっこが赤くなった

と相談されることがあります。

アスベリンが代謝される過程に生じる物質の影響で、おしっこが赤みがかることがあります。

副作用ではなく、まったく問題はありませんので安心して飲み続けてください。

眠気の副作用は少ない

「アスベリンは眠くなる?」

という質問を受けることがありますが、アスベリンは他の咳止めに比べて眠気は少ない方かと思います。

主な副作用は

食欲不振、便秘、口渇、胃部不快感・ 膨満感、軟便・下痢、悪心、眠気、不眠、眩暈(めまい)、痒み

が0.1%~5%未満の確率で報告されています。

まれに発疹が出ることもありますが発疹がでた場合は主治医に報告するようにしましょう。

ジェネリック医薬品はある?

アスベリンには薬価の安いジェネリック医薬品は販売されていません。