副鼻腔炎や中耳炎、気管支炎、とびひなどの皮膚感染症に処方されるのがセフゾン小児用細粒(成分名:セフジニル)です。
最近ではジェネリック医薬品のセフジニル細粒も処方される機会が増えています。
比較的よく処方される抗生剤のため、
「セフゾンはどんな味がするの?」
「セフゾンとミルクを混ぜてもいい?」
「おしっこが赤くなったけど大丈夫?」
など薬局でも多くの質問を受けます。
現場でよく質問される内容をまとめてみました。
セフゾン細粒の味は?
セフゾン細粒の味はイチゴ味となっています。
抗生物質の中でも非常に飲ませやすい薬です。
飲ませ方は?相性のいいものは?
基本的に何に混ぜてもおいしく服用できます。
水やオレンジジュース、リンゴジュース、アイスクリームや練乳、ヨーグルトなど何に混ぜても大丈夫です。
何かに溶かしたり、混ぜて時間が経つと苦味が出ることがありますので早めに飲ませてあげてください。
また粉ミルクと同時に服用すると吸収が低下しますので3時間は間隔をあけてください。
食事をとれない場合は?
だいたいが食後服用となっていますが、セフゾンに関しては食後でも空腹時でも効果や副作用に変わりありません。
無理に食事を摂らせなくても飲ませてあげてください。
主な副作用は下痢
主な副作用は下痢です。
多少の下痢であれば耐性菌を防ぐためにも飲み切ることが推奨されています。
もし水のように透明な下痢になるようでしたら服用を中止し、主治医か薬剤師に相談しましょう。
まれに発疹がでることがありますので、発疹が出た場合は主治医に相談するようにしましょう。
尿が赤くなったけど大丈夫?
セフゾンと体の中の鉄分がくっつくことで尿や便が赤くなることがあります。
尿が便が赤くなってもまったく問題はありませんので安心してください。
1日2回で服用してもいい?
1日3回処方で、保育園や幼稚園で昼が飲めないとき「昼を抜いて、朝と夜で飲ませたらダメ?」と聞かれることが多くあります。
セフゾンは時間依存型抗生剤といわれ、菌と薬が接する時間が長いほど効果を発揮するとされています。そのため、昼に飲めない場合は朝、帰宅後、寝る前で服用するように指導されるケースがあります。