慢性腎不全の際に処方される飲みにくい薬がクレメジン細粒球形吸着炭細粒)です。

クレメジン

出典 田辺三菱製薬


画像からもいかにも「マズい薬」と伝わってくるのではないでしょうか。

薬局でクレメジン細粒(球形吸着炭)について聞かれる内容を中心にまとめてみました。

 

クレメジン細粒のジェネリック医薬品

クレメジン細粒には薬価の安いジェネリック医薬品が存在します。

  • 球形吸着炭細粒「マイラン」
  • 球形吸着炭細粒分包「日医工」

クレメジン細粒(球形吸着炭細粒)の作用機序

通常、健康な方では消化管などで尿毒症毒素が作られると、腎臓から排泄されていきます。

しかし腎臓の働きが悪くなると、うまく尿毒症毒素を排泄できなくなり、体に蓄積されてしまいます。

尿毒症毒素が蓄積するとどんな症状がでるのか?

尿毒症毒素が溜まってくると、口臭や食欲不振、かゆみといった症状がでてきます。

クレメジン細粒(球形吸着炭細粒)は吸収されずそのまま作用

クレメジン細粒(球形吸着炭細粒)は服用しても小腸からは吸収や分解はされず、そのまま消化管での尿毒症毒素やその前駆物質に吸着し、便として外に出す働きがあります。

飲みにくいクレメジン(球形吸着炭)の味・飲み方

多くの患者さんが「飲みにくい!!」と訴えます。

味やにおいはないのですが、砂を食べているような感覚になり気持ち悪く感じる方が多いようです。

コップ一杯の水で飲むのが基本的な飲み方ですが、水で飲みづらい場合はストローを使ったり、オブラートや、服薬補助ゼリーなどで服用することも可能です。

服薬補助ゼリーはどんな味に混ぜても問題はありません。

基本的な飲み方

  1. 切り取り線に沿って切る
  2. 少量の水を口の中に含ませておく
  3. 水を含んだ口の中に薬を入れ水で流し込む
  4. 口の中に残った細粒をゆすぐようにして水を飲む

ストローでの飲み方

  1. コップの中に水を入れる(コップ1/3程度)
  2. 薬をコップの水の中に入れてかき混ぜ薬を沈ませる
  3. 薬がコップの底に沈んだらストローで吸って飲む
  4. 薬が残ったら再び水を入れて飲む

服薬補助ゼリーで飲む方法

  1. コップや小皿に服薬補助ゼリーを入れる
  2. ゼリーの上にクレメジンを入れる(何回かに分けてもOK)
  3. スプーンで薬を補助ゼリーで包み込む
  4. 口の中にいれ滑り込ませるように飲み込む

食後に飲んだらだめ?他の薬との併用間隔は?

クレメジン(球形吸着炭)は食事と食事の間の食間(食事の2時間後くらい)に処方されることが多くあります。

クレメジン(球形吸着炭)は食事によって影響を受けませんが、他の薬を飲んでいる場合は薬を吸着する可能性があるため30分〜1時間は間隔をあけなければいけません。

また食事の栄養素を吸着しないため、クレメジン(球形吸着炭)を服用した後に何か食べるのは問題ありません。

飲み忘れた場合はいつ飲む?

飲み忘れた場合、主治医からの指示が特になければ気づいた時に服用して問題ありません。
ただし、他の薬を飲んだ場合は30分〜1時間は間隔をあけるようにしましょう。

クレメジンカプセルもあり

クレメジン細粒(球形吸着炭細粒)がどうしても飲みにくい場合、カプセルタイプも存在します。
1カプセル中に200mg含まれていますので、細粒1包の1/10の量となります。

そのためクレメジン細粒(球形吸着炭細粒)を1回2g(1包)服用している場合、クレメジンカプセルを1回10カプセル服用しなければいけません。

カプセル自体も大きいので、どちらにしても飲みづらいと思います。

細粒のザラザラした感覚がどうしても嫌な方は、カプセルタイプを試してみるのもよいかもしれません。

高温で膨張するので涼しい場所で保管を

クレメジン細粒やジェネリック医薬品の球形吸着炭細粒は30℃を超えると膨張することがあります。

膨張する理由ですが、高温になると薬自身に空気を吐き出す特徴があることから袋が膨らんでしまうとのことです。

袋が膨張しても薬自体に問題はありませんが、高温になるところは避けて、涼しい場所で保管しましょう。