ものもらいなど細菌感染時に処方される抗生物質の目薬がベガモックス点眼液です。

ベガモックス点眼液が処方された患者さんから

「コンタクトレンズの上から点眼して大丈夫?」
「授乳中だけど問題ないですか?」
「しみる・・・」

といった相談を薬局で受けることがあります。

ベガモックス点眼液が処方された患者さんの疑問を少しでも解決できるように、薬局で相談を受ける内容の回答をまとめました。

有効成分

ベガモックス点眼液1mL中にはモキシフロキサシン塩酸塩が5.45mg入っています。
モキシフロキサシンはニューキノロン系抗菌薬といわれ、幅広い菌に効果を示す特長があります。

クラビット点眼液オゼックス点眼液が同じニューキノロン系の抗菌薬になります。

コンタクトレンズの上から点眼していい?

ベガモックス点眼液にはソフトコンタクトレンズに吸着し角膜障害の原因となる防腐剤のベンザルコニウム塩化物が入っていません。
そのため、コンタクトレンズをつけたまま点眼して問題ないと考えられますが、コンタクトレンズによって治療が妨害される可能性もあります。

可能であればソフト・ハード関わらず、コンタクトレンズを外して点眼し、5分経った後にコンタクトレンズを装着することをオススメします。

しみる?苦い味がする?

ベガモックス点眼液の主な副作用は眼の痛み(しみる)苦味が1〜5%の確率で報告されています。

  1~5%未満 0.1~1%未満
眼痛(しみる) 充血、刺激、角膜炎、異物感、眼瞼紅斑、霧視
その他 味覚異常(苦味) 投与部位異常感覚  

眼の痛みが我慢できない場合や続く場合は、我慢せず主治医に相談しましょう。

また苦味を感じるのを防止するためにも、点眼した後は1〜5分ほど目を閉じて、目を鼻の間(涙囊部)を押えるようにしてください。

開封後の期限

ベガモックス点眼液はたとえ使用期限内であっても開封後4週間経過したものは廃棄するようにしましょう。

妊娠・授乳中の使用

妊婦さんには「治療上の有益性が危険性を上回る場合にOK」となっています。

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人及び授乳中の婦人には、治療上の有益性が危険 性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。 [妊娠中及び授乳中の投与に関する安全性は確立していない。]

引用元 ベガモックス点眼液 インタビューフォーム

催奇形性などは報告されていませんので、妊婦さんにも処方されるケースはあります。

また授乳中は授乳を中止することなく使用して問題ありません。

妊娠中や授乳中は赤ちゃんへの影響を極力抑えるために、点眼した後は5分間ほど目を閉じて、目と鼻の間(涙囊部)を押えるようにしてください。
目以外の体に薬が吸収されるのを防止することができます。

フルメトロン点眼液・オドメール点眼液との順番・間隔

ステロイド薬のフルメトロン点眼液やオドメール点眼液と一緒に処方されることがよくあります。
フルメトロン点眼液やオドメール点眼液は「懸濁性」の薬ですので、最後に点眼することが望ましいとされています。
ベガモックス点眼液を使用後、5分経った後に、よく振ってフルメトロン点眼液(オドメール点眼液)を使用するようにしましょう。

市販薬は売っている?

ベガモックス点眼液の有効成分であるモキシフロキサシンが入った市販薬は販売されていません。

現役薬剤師Yu現役薬剤師Yu

ベガモックス点眼液を使用した患者さんから相談を受けるのは「しみる」「苦味」がでるといった内容です。
どうしても我慢できない場合や長く続く場合は、主治医やかかりつけの薬剤師に相談してみてください。