花粉による鼻づまりなどに使用する点鼻薬にナザールシリーズがあります。

代表的な点鼻薬である

ナザールスプレー
ナザールブロック
ナザールαAR

について有効成分の違いや特徴、妊娠・授乳中の使用についてまとめてみました。

有効成分の違い・比較

ナザールαAR、ナザールブロック、ナザールスプレーについて配合されている有効成分と濃度について表にしています。

有効成分/薬品名

ナザール
αAR

ナザール
ブロック

ナザール
スプレー

ベクロメタゾン
プロピオン酸エステル
(ステロイド薬)
0.05%    
クロモグリク酸ナトリウム
(抗アレルギー薬)
  1%  
クロルフェニラミンマレイン酸塩
(抗ヒスタミン薬)
  0.25% 0.5%
ナファゾリン塩酸塩
(血管収縮剤)
  0.025% 0.05%
ベンザルコニウム塩化物
(殺菌剤)
    0.1%

 

血管収縮剤が入ったナザールスプレー

ナザールシリーズの定番が血管収縮剤であるナファゾリンが入ったナザールスプレーです。

花粉やハウスダストなどによるアレルギー症状として血管が拡張し、鼻の粘膜が腫れ、鼻づまりがおこります。血管収縮剤は鼻の毛細血管を引き締め、鼻の通りをよくします。

また抗ヒスタミン薬のクロルフェニラミンが入っており、鼻水を抑える働きもあります。

鼻水はそこまで出ないけど、鼻のつまりがひどい時はナザールスプレーがよいでしょう。

またラベンダーの香りがするタイプも販売されています。

ナザールブロックは血管収縮剤と抗アレルギー薬が配合

ナザールブロックには血管収縮剤であるナファゾリンに加え、抗アレルギー薬のクロモグリク酸ナトリウムが入っており、アレルギー症状の原因となる化学物質の放出をおさえます。

また抗ヒスタミン薬のクロルフェニラミンが入っており、鼻水を抑える働きもあります。

花粉やハウスダストによるアレルギー症状がひどい場合はナザールブロックがよいでしょう。

ナザールαARはステロイドの点鼻薬

ナザールαARは鼻の粘膜の炎症を抑えるステロイド薬のベクロメタゾンプロピオン酸エステルが入っています。

鼻の炎症やうっ血を抑えることで鼻の通りをよくする働きがあります。

鼻の炎症や鼻づまりがひどい場合や、ナザールスプレーやナザールブロックで効果を感じない場合はステロイド含有のナザールαARがいいでしょう。

病院で処方される医療用医薬品ではナイスピー点鼻液アルロイヤー点鼻液ペンブリンAQネーザルナナドラAQネーザルが同じベクロメタゾンプロピオン酸エステルが入っていますが、医療用の方が濃度が2倍入っています。

血管収縮剤の入ったナザールスプレー・ブロックは使いすぎ注意

血管収縮剤は長期間点鼻を続けると、鼻の粘膜の腫れが慢性化する薬剤性鼻炎を引き起こすことが報告されています。

そのため、血管収縮剤の入ったナザールスプレー、ナザールブロックは決められた用法用量以上に使用するのは避けるようにしましょう。

また自己判断での使用は必要最低限にとどめておいてください。

こちらの記事も参考にしてください。

市販の点鼻薬の使いすぎに注意・血管収縮薬の入った薬

授乳中・妊娠中の使用

妊婦さんの場合は「有益性が危険性を上回る場合に使用OK」とされているため、自己判断が難しいかと思います。妊娠中に薬を使用する場合は自己判断での使用は極力避けて、医療機関を受診することをオススメします。

授乳中については注意書きもなく使用が可能と考えられますが、念のため薬剤師に相談するようにしましょう。